●『「自分」を生きるための思想入門』 筑摩書房、777円(税込)
◆目次 第1章 「私」という存在―人はなぜ「私」にこだわるのか 第2章 「他者」という存在―なぜ他人は「私」を脅かすのか 第3章 自己と欲望―人生は欲望ゲームの舞台である 第4章 恋愛における欲望―男女のかかわりとエロティシズム 第5章 「私」と世界―人はこの世界とどうかかわっていくのか 第6章 生と死のあいだ―死をどう受け止めるかが生の姿勢を決める |
●『人間的自由の条件』 講談社、2,625円(税込)
◆目次 第一章 資本主義・倫理・国家 ──『トランス・クリティーク』をめぐって 第二章 絶対知と欲望 1 ヘーゲルと絶対精神の体系 2 コジェーヴのヘーゲル論と現代思想 3 近代の人間本質 「自己の欲望」と「他者の欲望」 4 『精神現象学』と近代の人間──行為する「理性」 5 「主観性の哲学」と「対話の哲学」──ハーバーマス 6 『精神現象学』と近代思想の本質──「精神」について 7 「妥当性要求」と「自由の相互承認」 8 『正義論』 ──ロールズとリベラリズムの展望 9 「道徳的意識」と「良心」 近代思想を超えるもの 第三章 人間的自由の条件 1 マルクス、「後方への回帰」 2 ヘーゲルとマルクス、『法の哲学』をめぐって 3 「イデオロギー」というアポリア──アルチュセールとマンハイム 4 ヘーゲルの「善と悪」──近代的「良心」の挫折 5 「イロニー」と現代──フーコーの社会批判 6 「革命」と「権力」──アレントと「暴力」 7 「公的空間の創設」──アレントと「自由」 8 「自由」とはなにか ──人間的創造の空間 9 「相互承認」の社会学的転移 |
●『愚か者の哲学 愛せない場合は通り過ぎよ!』 主婦の友社、1,470円(税込)
◆目次 1 哲学を知れば、人生はうまくいくのか? 2 子どもの哲学 いたずら―大人たちへの挑戦│自己愛―ほめられたいという欲望│ なぜ学校に行くのか―ルールを身につけるための源泉 ほか 3 若者の哲学 自己意識の自由―自分の中だけの「僕は僕」「私は私」│ 自己意識の三類型―ストア主義、スケプチシズム、不幸の意識│ ほんとうの自分―苦悩からの逃避 ほか 4 大人の哲学 失恋―世界を失うこと│本当に絶望すること―自分と他人と世界 に唾を吐きかける│ルサンチマン―恨みつらみにすがりつくこと ほか |
●『よみがえれ、哲学』 NHKブックス、1,176円(税込)
◆目次 1章 哲学たいらげ研究会 2章 二十一世紀の哲学再興 3章 近代哲学の苦闘 4章 ポストモダン思想批判 5章 分析哲学を平らげる 6章 現代社会を射程において 7章 よみがえれ、哲学 |
●『近代哲学再考』 径書房、2,205円(税込)
◆目次 第一章 「存在の謎」と「言語の謎」──哲学とは何か (1) 哲学とは何か (2) 哲学の「謎」――アポリアとパラドクス (3) 哲学の本質――「普遍洞察性」について (4) 「存在の謎」と「言語の謎」 第二章 認識問題と観念論──近代哲学の根本問題 (1) 反=近代哲学 (2) 近代哲学と「観念論」 (3) 近代社会の原理──ホッブズとルソー 第三章 「絶対的なほんとう」をめぐって──近代精神の探求 (1) カント──自由と道徳 (2) 反ヘーゲル──コジェーヴと「歴史の終焉」 (3) ヘーゲルと近代精神 (4) 「道徳的意識」とカント (5) 「良心」とヘーゲル (6) 「ほんとう」とは何か──ヘーゲル対ハイデガー 第四章 絶対自由と絶対平等──「自由」のアポリア (1) 近代社会の矛盾 (2) 市民社会と「法」の本質 (3) 「絶対自由」と「絶対平等」 (4) 「自由」の本質 終章 希望の原理──「近代」の可能性と不可能性 (1) 現代思想のアポリア (2) 希望の原理 |
●『現象学は〈思考の原理〉である』 筑摩書房、819円(税込)
◆目次 序 現象学は哲学の可能性を拓く I 「思考の原理」としての現象学 1現象学的「還元」とは何か 2認識、真理、普遍性 3「確信成立」の条件を解明する II 時代閉塞を乗り越える原理--現象学の射程 4「信念対立」を克服するために 5哲学は社会原理を立て直す 6イデオロギー的思考の終わらせ方 III 言語の現象学 7現代言語哲学の挫折 8「言語の謎」を解く 9「意味」とは何か IV 「欲望論」原論 10「意味」と「価値」の原理論へ 11〈世界〉そして〈身体〉 12幻想的身体性 結 現象学は「本質」についての学である |
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